「Cavalletta」は、お客様からの依頼により生まれたプロジェクトで、現代的な木製家具を製作する会社が高座椅子をコレクションに加えることを望んでいました。この椅子のデザインは座面から始まり、人体の輪郭を基に設計されました。その後、細くて角度のある脚部が形成され、その軽やかな構造が「Cavalletta」(イタリア語で「バッタ」)という名前の由来となりました。
この椅子のユニークな特徴は、彫刻された堅木の座面と現代的で視覚的に軽い構造です。座面はCNCで彫刻され、最大の快適さと有機的な外観を提供します。さまざまなバルコニーの高さに対応可能で、自然木の美しさが際立つデザインとなっています。
製品はブラジル産のジェキチバ(Jequitibá)という天然の堅木で製造されています。座面はCNCで彫刻され、フレームは伝統的な木工技術を用いて作られています。重量は8kgで、組み立て不要のプレアセンブル製品です。軽量なため、移動や回転、清掃も容易です。
このプロジェクトは初期のスケッチから最終的なプロトタイプが完成するまで約1年を要しました。デザインの選択肢をテストし、レビューし、再設計するというプロセスは、クライアントが自社でプロトタイプを作成していたため、非常に迅速に進行しました。
「Cavalletta」は、バーやキッチンのバルコニーでの居住や商業利用に適した高座椅子です。さまざまなバルコニーの高さや装飾スタイルに対応可能で、座面は人間工学に基づいてCNCで彫刻され、快適さを向上させています。自然木の美しさもこのプロジェクトの特徴で、クライアントは高品質な木製製品で知られています。
このデザインは、2021年のA' Furniture Design Awardでシルバー賞を受賞しました。シルバーA' Design Awardは、優れた専門性と革新性を示す、クリエイティブでプロフェッショナルなデザインに授与されます。これらのデザインは、強力な技術的特性と見事な芸術的技巧を備え、優れたレベルの卓越性を示し、ポジティブな感情、驚き、そして驚嘆を引き出します。
プロジェクトデザイナー: Eduardo Baroni
画像クレジット: Image #1: Eduardo Baroni
Image #2: Eduardo Baroni
Image #3: Eduardo Baroni
Image #4: Photographer Mariana Orsi
Image #5: Photographer Fran Parente
プロジェクトチームのメンバー: Eduardo Baroni
プロジェクト名: Cavalletta
プロジェクトのクライアント: Eduardo Baroni